大阪万博2025に導入されているアプリ(shikAI・NaviLens〈視覚障害者用〉・NaviLensGo〈車椅子その他の人用〉)の使い勝手等を調査する体験ツアーに、宮崎と櫻井が参加してきました。
万博も終盤とあって、電車の中からすでにからかなりの混み具合。1つのエレベーターに対して3列に並ぶなどもあり大変でしたが、車椅子やベビーカーを使用している人に対しての案内はとてもスムーズで、迷うことなく入口まで行くことができました。
他の人と合流し、いざアプリの体験。
NaviLensGo:それぞれの場所にあるにあるカラフルなQRコードを読み取ると、その場所の説明を音声と文字でしてもらえます。少し離れていたり、人やモノで半分ほど隠れてしまっているQRコードでもちゃんと読み込むことができました。トイレにもQRコードがあり、出口の案内までされたことはとても驚きでした。人が多くて前が見えない場合、いろんな場所の案内を手元で知れることはとても良いと思いました。
shikAI:視覚障害者用の点字ブロック上に作られたQRコードを読み込み、行きたいところを指定すると、行き方、距離、方角などを音声で伝えてくれました。点字ブロックをたどっていくと行きたいところに迷わず行けそうで便利だなと感じました。ただ、人がかなり多いので、本当に目が見えない場合、その上を歩くこと自体がかなり困難になるのではないかと思います。
私たちが行ったのは、大阪ヘルスケアパビリオンとアメリカ館でした。どちらも予約なしで入れましたが、アメリカ館は2時間程度並びました。小さい椅子を持っている人が貸してくれて、宮崎も座りながら待つことができて本当に良かったです。本来なら櫻井が持っていけばよかったです…。
アメリカ館の車いすの人たちへの案内は、さながら某テーマパークのようで、移動の順番や見る位置も決まっていてスムーズでした。アメリカに行きたくなるような構成で、素晴らしいものでした。
一番びっくりしたのは、バリアフリートイレでした。まるで会議室が並んでいるような感じで8個ほど大きな個室になっていて、そのため障害の有無や年齢性別関係なく入ることができ(もちろん歩ける人用の小さな個室や男女別も別にありました)、大阪ヘルスケアパビリオンではどこが使用中でどこが空きなのかを映像で〇×で表示があり、分かりやすかったです。
最新のバリアフリーであろうととても努力を感じた万博でした。障害を持つ人も私たちだけでなく、たくさんの車いすの人や視覚障害の人、ヘルプマークを付けた人を見かけました。今後、このような状態の場所が、万博のみならずさまざまなところに広がり、いろんな人がアクセスしやすい場所が増えていくと良いなぁと感じます。
素敵な経験ができました。ありがとうございました。
櫻井恵








